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ごあいさつ

新たな事業への挑戦

 私たちカンタツは、創業以来、メカニカル技術や光学技術を駆使した量産技術を基に、近年スマートフォン用マイクロレンズの市場における最先端高品質な製品を供給し、お客様からの絶大な信頼のもと世界でも指折りの企業に成長してまいりました。

 しかし、ここ数年、グローバル市場の急激な変化やコロナ禍等の影響を受け、事業の縮小を余儀なくされるというかつてない重大な危機に直面いたしました。
 そのため、事業の選択と集中による抜本的な構造改革を図り、カンタツの再生を目指し地盤を固め、根幹を鍛えなおすと共に新規事業の構築拡大に邁進することといたしました。

 新規事業の第一は、カメラモジュール事業の立ち上げです。グループ企業の中で行われていた生産工程をカンタツに移管して、レンズからモジュールまで一気通貫の開発及び生産による強固な体制を築くことで、これまで以上に品質向上とコスト低減を図り、市場において付加価値の高い事業へと革新させるものです。これによりカンタツはマイクロレンズに次ぐ大きな第二の柱を手に入れることになりました。
 2番目は、レンズ事業の刷新です。これまでカンタツが主力としてきたスマートフォン市場が、急拡大から安定成長期に入っており、レンズ事業の将来を見据えて新たな展開を求められるようになりました。そこで、私たちは有望なDX(デジタルトランスフォーメーション)市場に向けて大きく舵を切ることにいたしました。広く映像の世界ではXRに総称されるAR(仮想現実)、VR(拡張現実)、MR(複合現実)等の技術が発展し、HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)やスマートグラス等に搭載されるラージ・レンズ、ポリマーレンズ、アイ・トラッキング・レンズなどの新技術開発が進んでおりますが、カンタツは、これまで培ってきたマイクロレンズの先端技術を発展させ、それら新技術の獲得を着実に進め量産技術を確立し、レンズ事業を更に広範囲に展開させようと日夜取り組んでいます。今後は、車載カメラ事業にも進出し、最先端の光学技術の進化を加速させ、新たな映像世界の未来に貢献してまいります。

 私は代表取締役として従業員の先頭に立ち、全社一丸となって、変化著しい業界の荒波に正面から立ち向かい、あらゆる限界を突破し、共に働く全社員と新たな素晴らしい景色を臨む高みに立つために、粉骨砕身突き進む所存であります。

 また、私たちは、社会の一員として、目先の利益のみを追い求めるだけではなく、企業活動がどれだけ社会環境に影響を及ぼすかを長い視点で捉えて、より良い成果を生み出すことで、持続可能な社会に寄与していかなければなりません。社会環境がめまぐるしく変化する中で、私たちは、すべての企業活動を通じてSDGs達成に貢献してまいりたいと存じます。
 今後とも、皆様のご支援、ご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

井内社長20230329-2.jpg

  • 代表取締役社長
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新年のご挨拶 2022年1月5日